カレーライスは、健康志向の高まりからスパイスカレーや低糖質・低脂質カレーなどバリエーションが広がっています。
カレーにもグルテンフリーをとりいれたい!
グルテンフリーカレーを手作りできる?
本記事では、グルテンフリーカレーについて選び方や人気10種をくわしく紹介します。
グルテンフリーカレーが気になっていた人はぜひ参考にしてください。
【選び方】グルテンフリーカレーを選ぶ4つのポイント
グルテンフリーカレーの特徴や選び方について紹介します。
グルテンフリーカレーのメリット
グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などの穀物にふくまれるタンパク質の一種。
小麦製品のもちもち・フワフワ感は主にグルテンによるもの!
グルテンは小腸へ悪影響を及ぼす可能性が指摘されており、自己免疫疾患のセリアック病やグルテンを消化しにくいことで不調が現れるグルテン不耐症が知られています。
グルテンフリーカレーの選び方
グルテンフリーを示す認証マークとしてGFCP(グルテンフリー認証プログラム)があります。
GFCPとは、アメリカの認証団体であるGFCO(Gluten Free Certification Organization)が定めたグルテンフリーに関する厳格な基準のこと。
一方、日本ではグルテンフリーに関する基準が普及しているとはいえず、日本食ともいえるカレーにGFPC認証商品はないのが実情です。
カレーに含まれるグルテンを置きかえる
カレーに含まれるグルテンは、主にルーのとろみ付けに使われる小麦粉に由来します。
小麦粉の代用として、米粉や大豆粉を使ったカレールーを選択すると良いでしょう。
また、ブイヨンやしょうゆ、一部の添加剤(乳化剤・増粘剤)に小麦成分が使われていることがあります。
商品の原材料表記を確認し、小麦、大麦、ライ麦由来成分が含まれていないかチェックしましょう
スパイスカレーを選ぶ
グルテンフリーのカレーを食べるなら、スパイスカレー(インドカレー)を選ぶのもひとつの方法。
スパイスカレーは小麦粉を使わないものが多く、グルテンフリーカレーとの相性が良いです。
- たまねぎ、トマト
- 香辛料・スパイス(ターメリック、コリアンダー、クミンなど)
- 塩、油など
スパイスカレーの材料はとてもシンプル!
材料をみずから選べる手作りのスパイスカレーもおすすめです。
グルテンフリーカレーのおすすめランキング
おすすめなグルテンフリーカレーをランキング形式にしてまとめました。
ハウス食品「特定原材料7品目不使用 バーモントカレー 中辛」
ハウス食品「特定原材料7品目不使用 バーモントカレー 中辛」は、バーモントカレーシリーズのアレルゲン・小麦粉フリーの商品です。
多くの人になじみのあるカレーなので、グルテンフリーを試してみたい人にも使いやすい!
りんごとはちみつのまろやかなおいしさが特徴で、やや甘めのカレーが好きな人におすすめです。
コーンスターチ、砂糖、食塩、やし油、ポークエキス、米粉、カレーパウダー、酵母、玉ねぎ、はちみつ、にんにく、にんじん、トマト、りんご、香辛料、アミノ酸、パプリカなど
にしきや「野菜ゴロゴロカレー」
にしきや「野菜ゴロゴロカレー」は、小麦アレルゲンフリーのレトルトカレー。
化学調味料や香料を使わず、野菜のうま味・甘みとスパイスで仕上げたカレーです。
1食あたり141kcalと低カロリーなのもうれしいポイント。
ごぼう、にんにく、とり肉、たまねぎ、トマトピューレ、ねりごま、米粉、なたね油、みそ、砂糖、しょうゆ、カレー粉、チキン風味調味料、食塩、おろししょうが、でんぷん、香辛料など
コスモ「米粉のカレールー」
コスモ「米粉のカレールー」は、グルテンフリーのカレーフレーク。
小麦粉のかわりに、国産の米粉を100%使用!
生の野菜・果実を水分をとばしながら焼き上げる直火焼製法で、素材本来のうま味が濃縮されています。
大豆粉、食用油、カレー粉、でんぷん、食塩、唐辛子、トマト、チャツネ、香辛料、酵母、チキンブイヨン粉末、たまねぎ、マッシュルーム、カラメル色素など
マルコメ「大豆粉のカレールー」
マルコメ「大豆粉のカレールー」は、小麦粉の代わりに大豆粉を使用したカレールー。
大豆粉を使うことにより、糖質をおさえつつ、タンパク質や食物繊維が強化されています。
グルテンフリー食にしつつ、糖質制限もしたい人にぴったり!
食用油、米粉、ひよこ豆粉、カレー粉、食塩、トマトペースト、砂糖、チャツネ、酵母、発酵乳、肉エキス、りんご、たまねぎ、カレーペースト、にんにくなど
エスビー食品「アレルゲンフリー カレーフレークN」
エスビー食品「アレルゲンフリー カレーフレークN」は、甘口タイプのカレーフレーク。
小麦、卵、乳など28品目のアレルゲンフリー製品ながら、野菜のうまみと深いコクが特徴。
溶けやすいフレーク状のため、カレーやアレンジレシピにも適した使い勝手の良い商品です。
でんぷん、食用油脂、砂糖、食塩、カレー粉、オニオンパウダー、酵母、さつまいも、香辛料、トマト、カラメル色素、香料など
HOSHIKO「はちべえトマトのキーマカレー」
HOSHIKO「はちべえトマトのキーマカレー」は、小麦粉フリーのキーマカレー。
熊本県のブランドトマトである「はちべえトマト」、うまみと甘みが凝縮された乾燥野菜をたっぷり使用。
素材のおいしさを存分に楽しめます!
トマト、たまねぎ、れんこん、人参、セロリ、キャベツ、にんにく、唐辛子、豚肉、植物油脂、ケチャップ、ウスターソース、チャツネ、カレー粉、香辛料、食塩など
ZENB「まるごと野菜のスパイスカレー」
ZENB(ゼンブ)「まるごと野菜のスパイスカレー」はレトルトタイプのグルテンフリーカレー。
プラント(植物)ベースのカレーで、低糖質・低塩分・豊富な食物繊維とからだにやさしいカレーです。
レンジであたためるだけなので、手軽に準備できるのもうれしいポイント。
パプリカ、オニオンソテー、かぼちゃ、こめ油、マッシュルームソテーペースト、かぼちゃ粉、カレー粉、みそ(大豆を含む)、枝豆粉(大豆を含む)、食塩、にんにく、唐辛子、こしょうなど
Vegara「スパイスカレー」
Vegara(ヴィガーラ)の「スパイスカレー」は、グルテンフリーかつヴィーガンにも対応したスパイスカレー。
動物性原料や小麦粉は一切不使用!
14種のスパイスを用いた薬膳系のカレーで、深みのある味わいと辛さで人気。
1食あたりのカロリーはわずか92kcalで、ふだん使いからダイエットまで幅広く使えるカレーです。
たまねぎ、にんじん、にんにく、生姜、野菜エキス(トマト、オニオン、セロリ)、大豆加工品、香辛料、玄米、砂糖、食塩、黒蜜、大豆食物繊維、酵母、醸造酢、果汁など
SUPER FOODS JAPAN「からだ想いの北海道スープカレー」
SUPER FOODS JAPAN(スーパーフーズジャパン)の「からだ想いの北海道スープカレー」は、レトルトタイプのスープカレー。
ほろほろのお肉に、たまねぎの甘みやトマトのうまみが引き立つ、お店顔負けのスープカレーです。
とり肉、オニオンペースト、ソテーオニオン、チキンエキス、にんじんペースト、トマトピューレ、鶏油、しょうゆ、トマトペースト、香辛料、食塩、オリーブオイル、にんにく、カレーパウダー、酵母、パプリカ色素など
コスモ食品「グルテンフリー カレーペースト」
コスモ食品「グルテンフリー カレーペースト」は、小麦粉不使用・ノンオイルのカレールー。
お好みの具材と水だけで調理可能なペーストタイプなので、調理も簡単です。
スパイシーな中にうまみがぎっしり!
カレーのほかにも、ピラフやドリア、野菜炒めの味付けなどさまざまなアレンジレシピに使えます。
野菜・果実ペースト(ソテーオニオン、トマトピューレ、りんごピューレ、にんじん、バナナピューレ、その他)、カレー粉、砂糖、チャツネ、食塩、ポークエキス、チキンエキス、発酵乳、酵母、ごまペースト、ココナッツミルク、香辛料など
グルテンフリーカレー 比較一覧表
グルテンフリーカレーのおすすめを一覧表にまとめました。
特定原材料7品目不使用 バーモントカレー 中辛 | 野菜ゴロゴロカレー | 米粉のカレールー | 大豆粉のカレールー | アレルゲンフリー カレーフレークN | はちべえトマトのキーマカレー | まるごと野菜のスパイスカレー | スパイスカレー | からだ想いの北海道スープカレー | グルテンフリー カレーペースト | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特徴 | ハウス食品 バーモントカレーのアレルゲンフリータイプ | 化学調味料や香料不使用の体にやさしいカレー | 国産の米粉を100%使用したグルテンフリーのカレーフレーク | 大豆粉を使用したカレールーで、糖質をおさえつつ、タンパク質や食物繊維を強化 | 28品目のアレルゲンフリー製品。学校給食にも使われている | 熊本県のブランドトマトをベースとしたキーマカレー | 1日に必要とされる野菜量の1/3を摂れる | ヴィーガン&グルテンフリーの薬膳系カレー | チキンレッグがまるまる1本入ったボリュームたっぷりのスープカレー | ペースト状でアレンジレシピにも使いやすい |
種類 | 粉末カレールー | レトルト | カレーフレーク | 粉末カレールー | カレーフレーク | レトルト | レトルト | レトルト | レトルト | カレーペースト |
カロリー | 1皿あたり67kcal | 1食あたり141kcal | 100gあたり493kcal | 1袋120gあたり 512kcal | 100gあたり 504kcal | 1食あたり230kcal | 1食あたり191kcal | 1食あたり92kcal | 1食あたり231kcal | 1食60gあたり93kcal |
購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 |
グルテンフリーカレーについて、よくある質問
グルテンフリーカレーのよくある質問について回答します。
グルテンフリーカレーの簡単レシピは?
グルテンフリーカレーをつくるとき、もっとも簡単な方法は小麦粉不使用のカレールーを使うこと。
ふだん使う既製品のカレールーと置きかえるだけ!
また、小麦粉そのものを使わないスパイスカレー(インドカレー)もおすすめです。
いちどスパイスをそろえてしまえば、調理はとても簡単なカレーを作れます。
手作りグルテンフリーカレーでとろみをつけるには?
小麦粉をつかわずにカレーでとろみをつける方法を解説します。
- 米粉や大豆粉でとろみづけする
- 皮をむいてすりおろしたじゃかいもを加える
- 水分量が多い材料を避ける(新たまねぎ、トマト、大根など)
- 煮込むときにふたをせず、水分をしっかりとばす
- 沸騰がおさまった状態でとろみづけをする(沸騰状態では糊化がすすみにくい)
米粉や大豆粉の量を単純に増やすだけだと、ルーが粉っぽくなりやすいので注意しましょう。
グルテンフリーカレーのカロリーは高い?低い?
通常のカレーとグルテンフリーカレーのちがいは、とろみ付けに使われる材料。
グルテンフリーカレーでは、小麦粉のかわりに米粉や大豆粉を使います。
小麦粉と米粉の成分をくらべると、カロリーや糖質量はおおむね同じ。
100gあたりの 成分量 | 小麦粉 (薄力粉) | 米粉 | 大豆粉 |
---|---|---|---|
エネルギー | 368kcal | 374kcal | 440kcal |
糖質 | 73.4g | 86g | 19.3g |
食物繊維 | 2.5g | 0.6g | 13.7g |
タンパク質 | 8g | 6g | 42g |
大豆粉は、小麦粉にくらべるとカロリーはやや高めですが、低糖質・高タンパク質という特長があります。
タンパク質を強化したい人は大豆粉を使うと◎
グルテンフリーカレーの比較ランキングまとめ
本記事では、グルテンフリーカレーについてメリットやランキングを紹介しました。
- カレーのとろみ付けに小麦粉が使われている
- 小麦粉をほかの材料におきかえる
- 小麦アレルギーフリーの既製品(カレールーやレトルトカレー)を選ぶ
- 小麦粉を使わないスパイスカレーもグルテンフリーと相性良し
グルテンフリーカレーを試してみたいときに、ぜひ本記事を参考にしてください。
特定原材料7品目不使用 バーモントカレー 中辛 | 野菜ゴロゴロカレー | 米粉のカレールー | 大豆粉のカレールー | アレルゲンフリー カレーフレークN | はちべえトマトのキーマカレー | まるごと野菜のスパイスカレー | スパイスカレー | からだ想いの北海道スープカレー | グルテンフリー カレーペースト | |
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特徴 | ハウス食品 バーモントカレーのアレルゲンフリータイプ | 化学調味料や香料不使用の体にやさしいカレー | 国産の米粉を100%使用したグルテンフリーのカレーフレーク | 大豆粉を使用したカレールーで、糖質をおさえつつ、タンパク質や食物繊維を強化 | 28品目のアレルゲンフリー製品。学校給食にも使われている | 熊本県のブランドトマトをベースとしたキーマカレー | 1日に必要とされる野菜量の1/3を摂れる | ヴィーガン&グルテンフリーの薬膳系カレー | チキンレッグがまるまる1本入ったボリュームたっぷりのスープカレー | ペースト状でアレンジレシピにも使いやすい |
種類 | 粉末カレールー | レトルト | カレーフレーク | 粉末カレールー | カレーフレーク | レトルト | レトルト | レトルト | レトルト | カレーペースト |
カロリー | 1皿あたり67kcal | 1食あたり141kcal | 100gあたり493kcal | 1袋120gあたり 512kcal | 100gあたり 504kcal | 1食あたり230kcal | 1食あたり191kcal | 1食あたり92kcal | 1食あたり231kcal | 1食60gあたり93kcal |
購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 |